🦷 歯学部学生のCOVID-19およびブレンドラーニングに対する認識
新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックは、教育現場に大きな影響を与えました。特に歯学教育においては、従来の教育方法からの転換が求められ、ブレンドラーニング(対面授業とオンライン授業を組み合わせた学習法)が注目されるようになりました。本記事では、歯学部の学生がCOVID-19の影響を受けたブレンドラーニングに対する認識を探る研究について解説します。
📝 研究概要
本研究は、中国本土のトップランクの歯学部に在籍する最終学年の学生を対象に、2020年秋学期と2023年秋学期に実施された調査に基づいています。調査では、ブレンドラーニングに対する満足度や参加意欲、COVID-19前後の教育方法の強み、学生の関与に影響を与える要因を評価しました。
🔍 方法
調査は、2020年と2023年の2回にわたり、最終学年の学生を対象に実施されました。参加者は、ブレンドラーニングに対する満足度や、オンライン・オフライン授業との比較、関与に影響を与える要因について回答しました。
📊 主なポイント
| 項目 | 2020年 | 2023年 |
|---|---|---|
| 回答率 | 75% (85/114) | 73% (47/64) |
| ブレンドラーニングを使用したコースの割合 | 53% (26/49) | 53% (26/49) |
| 満足度(高い) | 82% (93/114) | 59% (38/64) |
| ブレンドラーニングに参加したい学生の割合 | 70% (80/114) | 61% (39/64) |
| 関与を低下させる要因 | 不安定な技術サポート (60%) | 不安定な技術サポート (41%) |
| 関与を高める要因 | 高品質な学習資料 (67%) | 高品質な学習資料 (67%) |
💬 考察
調査結果から、最終学年の歯学部学生は、ブレンドラーニングに対して一般的に高い満足度を示しました。特に、対面授業やオンライン授業と比較して、ブレンドラーニングの利点を認識していることが分かりました。しかし、関与を低下させる要因も存在し、技術的なサポートや教員とのインタラクションの不足が挙げられました。
🛠️ 実生活アドバイス
- ブレンドラーニングを活用する際は、安定したインターネット環境を整える。
- 高品質な学習資料を利用し、自主学習を促進する。
- 教員とのコミュニケーションを積極的に図り、疑問点を解消する。
- オンラインとオフラインの授業を効果的に組み合わせ、自分に合った学習スタイルを見つける。
⚠️ 限界/課題
本研究にはいくつかの限界があります。調査対象が特定の大学に限定されているため、結果が他の教育機関に一般化できるかは不明です。また、参加者のサンプルサイズが比較的小さいため、さらなる研究が必要です。
まとめ
最終学年の歯学部学生は、ブレンドラーニングに対して高い満足度を示し、その強みを認識していますが、関与を高めるためにはさらなる努力が求められます。
🔗 関連リンク集
参考文献
| 原題 | Dental Undergraduate Students’ Perceptions of Blended Learning in the COVID-19 and Post-COVID-19 Years: Survey Study. |
|---|---|
| 掲載誌(年) | JMIR Form Res (2025 Nov 28) |
| DOI | doi: 10.2196/63453 |
| PubMed URL | https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41313803/ |
| PMID | 41313803 |
書誌情報
| DOI | 10.2196/63453 |
|---|---|
| PMID | 41313803 |
| PubMed URL | https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41313803/ |
| 発行年 | 2025 |
| 著者名 | Li Xin, Peng Li, Tu Heng, Liu Lijia, Han Xianglong, Ye Ling, Yang Jing |
| 著者所属 | State Key Laboratory of Oral Diseases, National Clinical Research Center for Oral Diseases, West China Hospital of Stomatology, Sichuan University, Chengdu, Sichuan, China. |
| 雑誌名 | JMIR formative research |